私は行政書士であると同時に神社に神職として奉職しており、日々宗教法人の事務に携わっています。 そのため、宗教法人の業務の苦労点はよく分かっているつもりです。特に法律的な問題については、 宗教法人法に造詣の深い専門家が少ないため、どこに相談したら良いのか分からず、また、問題の解決にはどのような 選択肢があるのかも知ることができずに悩みを抱えてしまいがちです。当事務所ではそれらの悩みに対して、 行政書士の職務範囲内(行政に対する手続き)には限られますが、出来るだけ宗教法人に有利かつ現実的な手段を 取るように努力いたします。
地道に、根気よく、確実に
宗教法人の行政手続きには長期間に渡るものがあります。例えば、設立は最低でも3年。住所の移転は2年以上かかる場合もあります。そして手続き中、行政の担当者から様々な書類の提出や調査の要求を受けます。ともすれば嫌気が差してしまうこともあるかもしれません。しかしこれには、宗教法人を脱法的に利用しようとすることを防ぐため慎重に審査を行わなければならないという社会的な事情があります。手続きを成功させるコツは、きちんと宗教活動を行っている誠実な団体であることを行政に理解してもらうことです。