専門分野
宗教法人の設立・合併・解散
宗教法人の移転
宗教法人の不動産非課税申請
その他宗教法人の行政手続き
保有資格
特定行政書士
神職(神社本庁)
略歴
学校卒業~社会へ
情報系の大学院修了後、IT企業に就職するもプログラミングがヘタすぎて周囲を困惑させる。しかし何故か品質管理の書類作成だけは完璧にできて、メインで担当したプロジェクトがISO監査の代表として選出。「もしや、手続きを理解して進めることは得意なのでは?」と気付く。ここで行政手続きのエキスパートである行政書士試験の勉強を始めた。コンピュータより法律に興味がシフトしていく。
神社に奉職
会社員生活を送る中、一人で神社を切り盛りしていた伯母に「神職の仕事をやらないか」と誘われる。資格は学生時代に取得していたので、しばらく考えたのち、面白そうだと思い上司に転職の意を告げた。さほど熱心に引き止められもせず円満に退職して群馬県神社庁に神職登録。
不動産トラブル発生
手探りで神社の実務を学んでいたさなか、境内の建物が公売にかけられるという事件が勃発。建物は外部企業が所有する結婚式場だったが、その企業が倒産し国税庁に差し押さえられてしまったのだ。怪しい不動産業者に目をつけられ、あわやパチンコ店にでもなってしまうかという危機も訪れるが、なんとか神社自身が落札。建物は神事で使うことになった。
今度は税金問題
しかしホッとしたのもつかの間、今度は取得した建物にかかる莫大な税金に気づく。建物で商売をするわけでもないのに、年間数百万円の課税が発生することに。払えば境内の管理や礼拝施設の維持をするためのお金が消し飛んでしまい、神社の運営が継続できない。持てる法律知識をフルに使い、必死に行政と交渉し、宗教行事のみで使うことを理解してもらうことに成功。無事に非課税となった。
行政書士事務所を開業
振り返ってみると、「誰かに相談したかった」とつくづく実感。宗教家や法律家はいても、それらの分野を横断的に知っている人は身近に見当たらなかった。孤独に奮闘せざるを得なかった経験から、「宗教実務と法律の両方を知る専門家が必要」と強く思い、宗教法人の行政手続き専門の行政書士として開業することに。